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慷慨悲憤 こうがいひふん ⇒ 慷慨悲憤 ⇒ 悲憤慷慨 |
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作家
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作品
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正岡子規 |
【万葉集を読む】
畢竟古の人は愚なるだけに虚飾の少かりしやに見ゆ。明治の人には明治の思想あればそれを歌に詠むはいう迄もなき事ながら虚飾的の忠君愛国などは之を詠んで何の妙もなかるべし。古より慷慨悲憤の詩歌に佳作無きは虚飾多きためなり。此歌軍王とあるは考うる所無しと古人もいえり。此歌に裏面の事情ありや否やは知らず。
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新渡戸稲造 |
【教育の目的】 維新以前は、左官の子供は左官、左官以外の事を習ってはならぬぞと押え附けていたかなれど、時々左官の子にして左官に満足しない奴も出て来た。あるいはお医者さんから政治家が出たり、左官から
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岡本綺堂 |
【正雪の二代目】 この腕を働かせなければ駄目だ。この腕に物を云はせなければ何の役にも立たないのだ。その鬱勃たる慷慨悲憤の精神が諸人の腹の底からうづ巻きあがつて、武士は勿論、町人職人までも自然に武芸を励むやうになつたのは、日月いまだ地に墜ちず、神州男児の意気衰へざる証拠だと思へば、実に頼もしい。実に愉快だ。
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中里介山 |
【大菩薩峠 駒井能登守の巻】 高島四郎太夫( |
内藤鳴雪 |
【鳴雪自叙伝】 当時は世間の志士などが多く慷慨悲憤の心を述べるために詩を作った。彼の東湖の正気歌とか獄中作なども伝えられていたので、私も徒に花鳥風月を詠ずる時勢に非ずと思い、何か理窟ぽい議論めいた事のみを述べて、いよいよ以て変な詩ばかりを作り、而して朋友の作を軽んじ、議論をすれば食ってかかるから、詩においては殆ど敬遠主義をとられていた位であった。
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