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無茶苦茶
むちゃくちゃ |
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作家
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作品
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夏目漱石 |
【正岡子規】
今正岡が元気でいたら、 |
芥川龍之介 |
【蒐書】
もし集めた書籍であるとすれば、では全然 |
樋口一葉 |
【十三夜】
してお内儀さんはと阿關の問へば、御存じで御座りましよ筋向ふの杉田やが娘、色が白いとか恰好が何うだとか言ふて世間の人は |
坂口安吾 |
【手紙雑談】
生れつきづぼらの性で遺言状も書き忘れて死ぬ「然し君」と大江は言ふ「君の小説は一向大衆に親しまれないかも知れないが、その無茶苦茶な喧嘩の手紙やキザな恋文は大いに受けるかも知れないのだがね……」 これはもう人生的な笑話で、べつだん腹は立たない。 |
織田作之助 |
【道なき道】
――彼は大阪では少しは人に知られたヴァイオリン弾きであったが、年中貧乏していた。「津路ヴァイオリン教授所」の看板を掛けているのだが、偏屈なのと、稽古が無茶苦茶にはげし過ぎるので、弟子は皆寄りつかなくなって、従って収入りも尠かったのである。
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正岡子規 |
【萬葉集卷十六】
吾妹子が額におふる雙六のことひの牛の鞍の上の瘡
此歌は理窟の合はぬ無茶苦茶な事をわざと詠めるなり。馬鹿げたれど馬鹿げ加減が面白し。
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北原白秋 |
【神童の死】
この思ひがけない悲劇事の続出に、それでも彼が冷静に有り得やうとは誰一人思へる訳は無い。無論彼は逆上して了つた。『 そのまま、納屋へ飛び込んで行つて、壁にかかつてゐた草刈鎌で、無茶苦茶に腹に突き立てて了つた。 一家全滅。 これで事実は |
伊藤野枝 |
【わがまま】
はっとした彼女は、つと立ってしまった。いつの間にかすっかり自分の気持に釣込まれて、自分に少しの同情もない何にもしらないまき子や、ことに自分とはほとんど無関係な安子の前で彼女等の眼をみはらせるようなかるはずみらしいことをした事が何とはなしに自分に対して忌々しくなってきて、そのまま無茶苦茶に歩いて出口の方へ行った。車寄のすぐ左の赤いポストが登志子の眼につくと、彼女は思い出したように引き返して袋の中から葉書と鉛筆を出した。
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太宰治 |
【母】
「軍隊では、ずいぶん「そりゃ、そうだろう。僕だって君を、殴ってやろうかと思う事があるんだもの。」 「小生意気に見えるんでしょうかね。しかし、軍隊は無茶苦茶ですよ。僕はこんど軍隊からかえって来て、 |
幸田露伴 |
【連環記】
ただし世法は慈仁のみでは成立たぬ、仁の向側と云っては少しおかしいが、義というものが立てられていて、義は利の |
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