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自家撲滅
じかぼくめつ
同一の人物の言動や文章などが前後で食い違い、つじつまが合わないこと。また、言うことと矛盾するような言動をすること。 ⇒ 自家撞着 ⇒ 自己矛盾 |
作家
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作品
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【浮雲】
「それから序だから言ッときますがネ、聞けば昨夕本田さんと何だか入組みなすったそうだけれども、そんな事が有ッちゃ誠に迷惑しますネ。本田さんはお前さんのお朋友とは云いじょう、今じゃア家のお客も同前の方だから」
「ハイ」
トは云ッたが、文三実は叔母が何を言ッたのだかよくは解らなかッた、些し考え事が有るので。
「そりゃアア云う胸の広い方だから、そんな事が有ッたと云ッてそれを根葉に有ッて周旋をしないとはお言いなさりゃすまいけれども、全体なら……マアそれは今言ッても無駄だ、お前さんが腹を極めてからの事にしよう」
ト
自家撲滅、文三はフト首を振揚げて、
「ハイ」
「イエネ、またの事にしましょう、と云う事サ」
「ハイ」
何だかトンチンカンで。
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Last updated : 2024/06/28