|
■このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
縦横自在 じゅうおうじざい ⇒ 自由自在 ⇒ 縦横自在 |
|
作家
|
作品
|
---|---|
正岡子規 |
【病牀六尺】 『公長略画』なる書あり。 |
二葉亭四迷 |
【浮雲】 |
石川啄木 |
【漂泊】 『船員は、君、胡坐の男は沖の汽船から目を離して、躯を少し捻った。『…………そうさね。海上の生活には女なんか要らんじゃないか。海という大きい恋人の |
久米正雄 |
【良友悪友】 今日はね。 |
正岡容 |
【随筆 寄席囃子】 続いて場内を真っ暗に、 |
北大路魯山人 |
【良寛様の書】 しかも良寛様の書は、例えそれが晩年作にしても、さまざまな書技のさばきがあり、ときどき心境の異変的開きがあって縦横自在の変化を見せて、かりそめにも一つや二つのよりどころに膠着するところがない。
|
佐藤紅緑 |
【ああ玉杯に花うけて】 「勝てないかなあ」とかれは善兵衛にいった。「勝てそうもないなあ」と善兵衛がいった。すべての応援者も力が抜けてしまった。実際柳の成績はおどろくべきものであった、かれの球は速力において五大洲におとっているが、その縦横自在な正奇の球は回が重なるにしたがって熱気をおびてきた、どうかしてかれが敵に打たれこむときには小原がマスクをぬいでダイヤモンドへ進んでくる、そうしてこういう。 |
宮本百合子 |
【獄中への手紙 一九三五年(昭和十年)】 重治は現実につめよっているが丸彫りにしていないと云ったが、そういうところか。いずれにしろ、前へ、前へで、今は、次の小説のことと、冬を越す蕾と題する随筆集出版の仕度中です。 詩の事につき、又他の書くものにつきゆうべも話したが、私たちはまだ縦横自在ではないことを痛感し、もっとオク面なくなって、しかも正当な焦点をもつようになりたいと頻りに話したことです。小説を書くについても新しい現実の内容が豊富複雑錯雑して居て、直さんは小説勉強というものを『文学評論』にのせて、現実をいかにつかまえんかと苦慮して居ます。 |
原勝郎 |
【東山時代における一縉紳の生活】 されば同日の朝に『伊勢物語』の講釈を聞きて、その晩になると『源氏』の講義を聞くというようなこともないではなかった。その聴聞衆としては、中御門黄門、滋前相公、双蘭、藤、武衛、上乗院、および肖柏等であったと見える。『伊勢物語』は同じく古典であっても、『源氏』などとは異なり、肩のあまり凝らぬ物語であるから宗祇も腕によりをかけ、『源氏』の場合とは違った手加減で語巧みに縦横自在の講釈をなしたらしい。したがって『源氏』の講釈にない面白味もあったらしく、実隆はその日記に、「言談の趣き、もっとも神妙神妙」と記している。
|
|