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祖先崇拝
そせんすうはい
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作家
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作品
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【かのように】 僕は人間の前途に光明を見て進んで行く。祖先の霊があるかのように背後を顧みて、祖先崇拝をして、義務があるかのように、徳義の道を踏んで、前途に光明を見て進んで行く。そうして見れば、僕は事実上
極蒙昧な、極従順な、山の中の百姓と、なんの択ぶ所もない。只頭がぼんやりしていないだけだ。極頑固な、極篤実な、敬神家や道学先生と、なんの択ぶところもない。
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【琉球の宗教】 首里・那覇辺から、国頭
の端まで出かける家すらある。単に此だけで、醇化せられた祖先崇拝と言う事は出来ない。常に其背後には、墓に対する恐怖と、死霊に対する
諂
び仕への心持ちが見えている。
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【日本文化の特質 ――力としての文化 第二話】
かゝる「家」の伝統は、郷土の伝統と結びつき、郷土愛は祖国愛への発展過程を示すものであります。それゆえ、日本人の愛国心は、祖先崇拝の念を経とし、勤皇の志を緯とする、国土への献身となるのであります。
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【神社合祀に関する意見】 その辺に三尾川という所は、旧家十三、四家あり、毎家自家の祖神社あり、いずれも数百年の大樟樹数本をもって社を囲めり。祖先崇拝の古風の残れるなり。しかるに、かかる社十三、四を一所に合集せしめ、その基本財産を作れとて件の老樟をことごとく伐らしむ。さて再びその十数社をことごとく他の大字へ合併せしめたり。
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【四十年前 ――新文学の曙光――】 井侯以後、羹に懲りて膾を吹く国粋主義は代る代るに武士道や報徳講や祖先崇拝や神社崇敬を復興鼓吹した。が、半分化石し掛った思想は
耆婆扁鵲が如何に蘇生らせようと骨を折っても再び息を吹き返すはずがない。
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【歌える日まで】 自働自転車
の代りには精悍なロシナンテが控へている。機械体操の代りには闘剣が役立つている。あの土人の着物とこの一対の闘剣とが最も私のために役立つことになった先代の最後の遺物かと思うと私は異様な昂奮を覚え、その上私に凡そ嘗て感じたこともない祖先崇拝の念が浮んで来るかのような力強さに打たれたりした。
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【日本イデオロギー論 ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判】 この宗教的情緒と宗教制度とになって現われる家族主義的宗教は、原始化主義的宗教であり、即ち一種の原始宗教であったが、そのことから当然、之は一種のトーテミズムともなって現われる。トーテミズムが一定の祖先崇拝と禁厭神聖物の存在とを仮定することは、多数の社会学者達の実証的な研究が示している通りである。
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Last updated : 2024/06/28