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草根木皮
そうこんぼくひ そうこんもくひ |
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作家
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作品
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正岡子規 |
【かけはしの記】 浮世の病ひ頭に上りては哲学の研究も惑病同源の理を示さず。行脚雲水の望みに心空になりては俗界の草根木皮、画にかいた白雲青山ほどにきかぬもあさまし。腰を屈めての辛苦艱難も世を逃れての自由気儘も固より同じ煩悩の意馬心猿と知らぬが仏の御力を杖にたのみていろ/\と病の足もと覚束なく草鞋の緒も結びあへでいそぎ都を立ちいでぬ。
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林不忘 |
【釘抜藤吉捕物覚書 宇治の茶箱】 「俺らか、俺らあただのちゃらっぽこ。」と唄の文句のように、言い言いしていた。このちゃらっぽこが果して勘次の推測どおり、唐の |
岡本綺堂 |
【綺堂むかし語り】 国学者の |
寺田寅彦 |
【糸車】 化学的薬品よりほかに薬はないように思われた時代の次には、昔の草根木皮が再びその新しい科学的の意義と価値とを認められる時代がそろそろめぐって来そうな傾向が見える。いよいよその時代が来るころには、あるいは草木染めの手織り
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江見水蔭 |
【怪異黒姫おろし】 真堀洞斎は実に大阪落城者の一人で有った。しかも |
豊島与志雄 |
【自由人】 「ただ研究室でいいじゃないか。」と菅原は言った。「いや、君には分らないよ。草根木皮の薬剤にしても、沢山並べておくと、警察の方がうるさいんだ。」 「そうですよ。菅原君は何にも知らん。」と本堂が同意した。 |
福沢諭吉 |
【学問のすすめ】 信の世界に |
中里介山 |
【大菩薩峠 新月の巻】 してみれば、道庵先生が今晩このところへのたり着いたのは、結局、脱線でもなく、無軌道でもなく、墜落でもなく、要するに尋常一様の平凡にして最も常識的なる行動のとばっちりと見るほかはないので、事実もまたその通り。その最もよく証明するところのものは、この時に至るまで、今も現に縦の道庵先生こそは、実に薬草を採取すべく、乃至はそれを調査すべく道を |
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