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相思相愛
そうしそうあい |
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作家
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作品
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田中正造 |
【非常歎願書】 蓋し艱難相扶け窮厄相救ふは愛情の発露にして実に人道の至極とする処なり。殊に茨城の古河町新合村、埼玉の川辺利島の二村、及群馬の海老瀬村、我谷中村等ハ互に河流を抱きて隣接するが故に、地勢治水の関係上苦楽を共にするを以て常に相思相愛の情味を脱する能はざるもの存すればなり。夫れ一村を失ふハ一村の災厄に止まらず、小にしてハ比隣の数百村大にしてハ一国の災厄と為るなり。
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岸田國士 |
【昨今横浜異聞(一幕)】 劉 これで日本語は一言もわからないんだ。今、僕たちは、久々で会つて、非常に
田代 ふん。
劉 相思相愛の結果が、不幸を
田代 おほきに。
劉 二年の月日は夢のやうに過ぎた。劉夫人は、現在
田代 それはそれは……。
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坂口安吾 |
【土の中からの話】 昔々あるところに(紀州名草郡桜村などという人がある)物部麿という百姓があった。ほかにとりたてて悪いところはないのだけれども、酒が好きだ。それから、女が好きだ。そして、あんまり働くことが好きでない。そのうちに、よその後家で桜大娘という女の子と |
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