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相思相愛
そうしそうあい
作家
作品

田中正造

【非常歎願書】

蓋し艱難相扶け窮厄相救ふは愛情の発露にして実に人道の至極とする処なり。殊に茨城の古河町新合村、埼玉の川辺利島の二村、及群馬の海老瀬村、我谷中村等ハ互に河流を抱きて隣接するが故に、地勢治水の関係上苦楽を共にするを以て常に相思相愛の情味を脱する能はざるもの存すればなり。夫れ一村を失ふハ一村の災厄に止まらず、小にしてハ比隣の数百村大にしてハ一国の災厄と為るなり。

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岸田國士

【昨今横浜異聞(一幕)】

劉  これで日本語は一言もわからないんだ。今、僕たちは、久々で会つて、非常にむつましい話をしてると思つてるんだ。そこで、この先生の真心まごゝろが、次第に僕のきずついた心を捉へ、僕はまた再び生きる悦びを感じはじめた。二人は、目出度く結婚をした。それが二年前だ。
田代  ふん。
劉  相思相愛の結果が、不幸を もたらす道理はない。
田代  おほきに。
劉  二年の月日は夢のやうに過ぎた。劉夫人は、現在身重みおもらしいんだ。
田代  それはそれは……。

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坂口安吾

【土の中からの話】

 昔々あるところに(紀州名草郡桜村などという人がある)物部麿という百姓があった。ほかにとりたてて悪いところはないのだけれども、酒が好きだ。それから、女が好きだ。そして、あんまり働くことが好きでない。そのうちに、よその後家で桜大娘という女の子とねんごろになり、相思相愛で、婚礼をあげようということになったが、何がさて麿は怠け者で余分のたくわえがないから酒が買えない。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28