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貞操観念
ていそうかんねん |
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作家
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作品
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折口信夫 |
【古代生活に見えた恋愛】 縁づかぬ前の貞操と嫁入って後の貞操とでは、根本観念が変って居たのです。其が混乱を起すというのは、神の為に臨時の嫁(一夜妻)になった行事から、考え方がこがらがって、古代の貞操観念或は、今も庶民の夫婦関係という事が、いろ/\複雑になって来たのです。此点では、尚色々とお話がありますが、際限がありませぬ。私の話は恋愛問題でなくて、恋愛前の問題に止りました訣です。
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岸田國士 |
【大正風俗考】 婦人の貞操観念は必ずしも変化したとはいへない。変化したのは、ただ、常に貞操と関係のある髪の形だけだ。(一九二五、五)
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池谷信三郎 |
【橋】 問。被告が突き落した男が、彼女を愛していたということは、どうして解ったか?答。それは、彼がちょうど私と同じように、私が彼女を愛しているかどうかを気にしたからです。 問。彼女の貞操観念に対して被告はどういう解釈を下すか。 答。もし彼女が貞操を守るとしたら、それは善悪の批判からではなく、一種の潔癖、買いたてのハンケチを汚すまいとする気持からなのです。持っているものを壊すまいとする慾望からです。 |
牧野信一 |
【小川の流れ】 あの結婚だって(彼女の母親が死ぬ程の幻滅を感じた。)彼女は殆ど |
宮本百合子 |
【婦人と文学】 本来、両性のいきさつを、よりひろくより健全な社会共同・男女連帯の責任の上にうち立てて行こうとしている筈の動きの間に、林房雄その他によって、ソヴェト同盟の革命当時、ブルジョア貞操観念に機械的に反撥したコロンタイの「赤い恋」「偉大な恋」などが紹介され宣伝された。
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