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亭主関白
ていしゅかんぱく |
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作家
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作品
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泉鏡花 |
【沼夫人】 |
坂口安吾 |
【安吾人生案内 その四 人形の家】 日本の亭主は女房に対して殿様の位置にある。ご亭主関白という通りです。何が殿様であり関白かというと習慣的に育成された思想や感情や論理がそうなのであって、衣食住の実生活はそれに全然ともなっておらんから、まことにこまる。それでも、とにかく自分が働いて女房子供を養っているうちは、曲りなりにも亭主関白の超論理で女房側の正論を屈服させ、封じこめておくことができる。自分に生活能力がなくなって女房を働きにだしてしまえば、女房は家庭の超論理から解放されて、自分の論理をうるのは当然ですよ。
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三好十郎 |
【樹氷】 はっは、おもて向きは亭主関白の位で、うら向きは女房関白の位だらず。どうだいお豊さん。だらず?
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小林一三 |
【宝塚生い立ちの記】 こういう訳で、私は若い女性、特に大勢の中から選ばれた美人を数多くみて来た。したがって、私には私なりに女性観もあるが、もともと、私どもの若い時代は、亭主関白、男尊女卑の時代であって、ヘリクツ言うような型の女はとても売れなかった時代だから、そんな古い者の女性観なんて、今の人から見たらおよそ時代遅れの縁遠い話だろうが、私の女性観を言わせてもらうとやっぱり第一に健康でなくてはダメだと思う。
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林不忘 |
【丹下左膳 こけ猿の巻】 ぜいたくなものです。まア、こうはいかないが、亭主関白の位とかいって、たいがいの人が、家庭で奥さんのまえでは、これに似た調子で大いにいばっているけれども、一歩省線の
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