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天下一品
てんかいっぴん |
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作家
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作品
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岸田國士 |
【甘い話】 ブリオシユは、カステラとパンの |
野口雨情 |
【小川芋銭先生と私】
「いや、画家です。昨夕も大工町へ行って酒に酔って、芸者の半巾やいろいろなものへ河童を描いた。河童は天下一品です。お酒はいくらでも飲みます。この次の汽車ですから、君等をお送りして行こう」
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内田魯庵 |
【斎藤緑雨】 緑雨の眼と |
大町桂月 |
【菅の堤の桜】 欅の多きは、武蔵の特色なるが、その並木、近くは雑司ヶ谷鬼子母神にあり、遠くは此処にありて、鬼子母神のよりも一層偉大也。その新緑の観、殊に美也。杉の並木は、いま日光の例幣使街道に天下一品の観あり。欅の並木は、恐らくは此処が天下第一なるべくや。
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野口米次郎 |
【能楽論】
女性に扮する能役者が白い足袋をはいて、静かだが音律的にこの掛橋を歩む工合を見て、私はいつも『なんという女性的香気のある歩み工合であろう、小股の内気な運び工合は実に天下一品だ……この歩み工合だけでも、芸術として世界に誇ることが出来る』と思わないことがない。
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坂口安吾 |
【明治開化 安吾捕物 その十三 幻の塔】 「なア、ベク助朝臣。ガマとまさにベク助の心臓を突き刺す一言。人殺し、牢破りの兇状もち大工の新八の取り換えのきかないのが脊中の皮だ。ガマと自雷也、天下一品とうたわれたホリモノ。今では天下一品がうらめしいのである。これあるためにベク助になりきれないのがうらめしい。 |
幸田露伴 |
【骨董】 しかし孫氏旧蔵の白定窯鼎が来るに及んで、 |
岡本綺堂 |
【能因法師】
長柄の橋の鉋屑という天下一品の古物を頂戴したからには、こちらでも相當の御返禮をいたさねば相成るまいと、早々に屋敷へ立戻って、かようなものを持參いたした。
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作寺田寅彦 |
【科学と文学家名】 修辞法は器械の減摩油のような役目はするが、器械がなくては仕事はできないのである。 |
中里介山 |
【大菩薩峠 農奴の巻】 何者がした悪戯か、いたずらが過ぎる。まさに知善院蔵するところの天下一品と称せらるる豊臣太閤の木像の首を模して、
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