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天真爛漫
てんしんらんまん |
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作家
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作品
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正岡子規 |
【墨汁一滴】
これらの歌多くは事に逢うて
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夏目漱石 |
【行人】
自分は兄の気質が女に似て陰晴常なき天候のごとく変るのをよく承知していた。しかし
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芥川龍之介 |
【解嘲】 最後に君は「 |
中島敦 |
【悟浄出世】 その年の秋、 |
内田魯庵 |
【二葉亭四迷の一生】 この断案の中に真理がない事はないが、この |
太宰治 |
【右大臣実朝】
ハルサメノ露ノヤドリヲ吹ク風ニコボレテ匂フヤマブキノ花
天真爛漫とでも申しましょうか。心に少しでも屈託があったなら、こんな和歌などはとても作れるものではございませぬ。
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倉田百三 |
【女性の諸問題】 「生死即涅槃」といって、これが大涅槃である。涅槃に達しても、男子は男子であり、女子は女子である。女性はあくまで女性としての天真爛漫であって、男性らしくならなければ、中性になるのでもない。女性としての心霊の美しさがくまなく発揮されるのである。
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宮本百合子 |
【わが父】 父が一人の父として、燦きのある暖い水のように豊富自由であり、相手を活かす愛情の能力をもち、而もそういう天賦の能力について殆どまとまった自意識を持たなかった程、天真爛漫であった自然の美しさについて、心から讚歎を禁じることの出来ないのは恐らく我々肉親の子ら、その中でも最も複雑微妙な情愛に結ばれて、謂わば諸共に人生の幾峠かを踰え終せたような娘の一人である私の心持ではないであろうか。
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豊島与志雄 |
【牛乳と馬】 彼の言行のうちには、なにか普通の作法に外れたようなところがあり、それが傲慢から来るのか天真爛漫から来るのかは分らないが、悪心はないように見えるのだった。
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長谷川時雨 |
【旧聞日本橋 15 流れた唾き】 お長屋に警官さんがいても、その人もまたほんとの人間にかえって、胸毛を出して、尻をまくりあげて、 |
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