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勇気凛凛/勇気凛々
ゆうきりんりん
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作家
作品

中里介山

【大菩薩峠 間の山の巻】

「イヨー米友、大出来」
「通さなけりゃ、こっちにも了簡りょうけんがある、やい、早くそこの道を開きやがれ」
 米友は勇気 凛々りんりんとして、竿を打振って行手の群衆に道を開けと命令する。
「あいつは、あの通り小兵だけれども、肉のブリブリと締まっていることを見ろ、あれで力のあることが大したものなんだ、身体のこなしの敏捷すばしっこいことと言ったら木鼠きねずみのようなもので、槍をつかわせては日本一だ」

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久生十蘭

【ノンシャラン道中記 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻――】

 六、武芸百般、武者にもポルカの この みあり。ちょうど二週間目の朝、ナポレオンはポピノに連れられて闘牛学校から三人のいるクウルス街の馬宿までもどって来た。
 コン吉とタヌの二人が、しきりにとみこう見するが勇気 凛々 りんりん たるところがない。毛の つや も悪くなり、しきりに 生欠伸 なまあくび をして、 よだれ を流す有様はなかなか なま や愚かの修業でなかったことがわかる。

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谷譲次

【踊る地平線 ノウトルダムの妖怪】

 親分のノックで戸があく。
 一行勇気りんりんとして直ぐ二階の一室へ通る――「すすり泣くピエロの酒場」。
 これがその酒場なんだろう。あんまり広くもない部屋にびっしり椅子テーブルが立てこんで、正面に酒台カウンタがあるきり、装飾もなんにもない、外観以上に平凡というより、むしろ殺風景すぎる室内だ。

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海野十三

【人造人間エフ氏】

「しめた。これでみると、あのイワノフめは、まだおれさまという強い人間がいるということを知らないな。よし、そんなら、こっちもそのつもりで、うまくやってやるぞ」
 大辻は、この一大危難いちだいきなんにおちいって、かえってにわかに勇気りんりんとふるいたった。
 彼はそれから、注意ぶかく巌のまわりをみてまわった。その彼は、やがて草むらのなかに、一つのまるい金網かなあみをみつけた。金網の下はまっくらでよくわからないけれども、穴があいていて、かなり下の方まで通じている様子であった。

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Last updated : 2024/06/28