『 晴風翁物賣物貰盡 』
(晴風翁物売物貰尽)
= 清水晴風 =
- 玩具研究家として知られる清水晴風(しみずせいふう)が、江戸から明治時代の行商人の姿を描いたもの。180 もの物売りなどの姿が描かれる。
- 清水晴風が諸々の本から物売りらの姿を写した自筆*稿本ではないかと推測されている。(東京都立図書館「晴風翁物賣物貰盡資料解説」)
*稿本(こうほん):下書き。草稿。
- 95丁
- 東京都立図書館蔵。
- 清水晴風:嘉永4年1月10日〈1851年2月10日〉 - 大正2年〈1913年)7月16日〉
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ふきのとう売・飛人形売
手遊売・事ぶれ
白魚とり・たんざくうり
かつをうり・田楽焼
傘うり・御釈迦御釈迦
水うり・虫うり
縁日植木売・蚊帳売
えまうり・うちわ売
うろうろふね・法界法界の大施餓鬼
造り花売・心太売
金比羅参り・飴売
寒念仏・燈篭売
御みきの口うり・獅子舞
節季候・御かざり売
年の市縁喜もの売・鏡磨き
富の興行・羽子板うり
稗蒔売・引ずりもち
大神楽・狐舞
傀儡師・大黒舞
飴売・放下綾織
手遊売
鬢付売きやらの油・目黒陳三官飴売
口中医師 歯の療治・鹿島ことふれ
びいどろうり・楊枝造
淡島・事ぶれ
願人坊主・蝶々売
釘屋たんす・御来迎売
団十郎艾売
鬼灯売・きゃらの油売
元禄年頃の画巻より縮図す薬売・覗きがらくり
千両箱の軽子
瓢箪屋何処から来た・考え物
放し鳥・桶松の篭抜
豆蔵の釼呑・伊勢参りの犬を連て銭を得る伊勢参の乞食
定斎薬売・飴のお茶碗
飴売のおとり・茶めしあんかけとうふ
金物の錆落し・三弦売
釼のは渡り・八王子の三太郎婆々
御会式の造花売・日勧進
上野山下徳山の辻講釈・木戸芸者
あやめ太刀売・七色唐がらし
あやめ団子売・伝授屋
豊年屋・小間物の行商
ヘエ今日ハ御繁盛さま・ダッ瘡の薬売
夜たかそばうり・木端売
順礼・玉やたまや
蛇遣ひ
たよりや・鎌倉節のあめ売
箕ぼし大根売・はぜ売
羅宇のすげ替・手車売
鮨うり・蝶々うり
(木魚講)・払ひ扇筥買
(鳥追)・竹馬にきれ売
越前国孫太郎稲荷・獅子舞
高野行人・ちまちんころ
片身かわりの乞喰芝居・御免の勧化
お豆さん・御利生糖
雷の物貰・与吾連太夫
一人角力・胸腹一切
七ツ坊主・天王様
幸若何太夫・おいらんの真似して銭を乞
お釜おこし・三芝居新狂言の物貰
飴を買たら凧やろふ・たすさんもれもれ最ふよかろ
絵馬額売・両国猫ふ院仏施
弘法大師の石芋売・ないよ法蓮
麦藁蛇売・盆挑灯売
松井源水・目黒の餅花売
御祭礼の番附売・寒行
十軒店治郎コウのいなりすし・心学講談
蔵前の大笠・(棚経)
取替ベイ飴売・どつこいどつこい
覗きからくり・親孝行
人形遣ひの物貰・蔵前の砂文字
辰坊主
阿蘭陀軽焼千成糖ヲヤ又売れた・兎の手遊売
砂屋といふ飴売・三井寺へ行ふ
安楽さんの紙屑買・正助せふ
(安珍)・おはなし売
かやのたん切・和尚今日ハ
かろん膏売
はみがき売 百眼の米吉・花輪糖売
紅かん・手ん坊の独楽廻し
かんかち団子・稲荷さんの御利生すてきな御利生
猫八歯力・蛸坊主の辻浄るり
すすき売
婆々手遊ひ売・鳩ぼつぼに豆喰せふ
猫八・蛸の飴売
親孝行の菓子売・夫婦洋装のパン売
売湯・纏人形売
鳩の餌売・新聞配達
づぼんぼ売・鼠のおどり
梨子釣・源次郎の曲芸
今川焼売・瘂の手品
樽柿売