このページは、中国の漢字字典『康熙字典』から、見出しとして採録されたいわゆる 親字 の全てをテキスト化したもので、49,187 字を収載しています。
ただし、一部の文字で古文とする文字での重複や、部首の分類でのまたがり、「補遺・備考」とするページでの重複が見られます。これらについて、このページでは単独での親字がいくつになるのかの調査は行っていません。(
Wikipedia では、採録文字数を 47,035 字としている。当サイトの現時点での重複を含めた収載数では、子集から亥集までで 42,714 字、補遺で 1,799 字、備考で 4,674 字の合計 49,187 字となっている)
『康熙字典』は、中国の清代に作られた漢字字典で、張玉書、陳廷敬らの監修によって 1716 年〈康熙 55 年〉(今から309年前)に成立。部首別に画数順の配列となっています。
日本でも長く利用され、安永9年〈1780年〉に日本で翻刻された版や、明治20年〈1887年〉に渡部温の編纂で表された訂正版などがあります。
[国立国会図書館蔵]
文化2年〈1805年〉から天保9年〈1838年〉の作品とされる、滝沢馬琴・高井蘭山著、葛飾北斎画による『新編水滸画伝』(
国立国会図書館蔵 )には、「
正字通康熙字典などいまだ舶来なしといえども」などとの表現も見られ、また、日本の文部科学省による常用漢字の説明の中にも「康熙字典体」という言葉が見られます。日本の明朝体活字は、この康熙字典をよりどころとした「康熙字典体」で成り立ったとされます。
《参考》「常用漢字表・表の見方及び使い方」(文部科学省)での一文。
6 丸括弧に入れて添えたものは,いわゆる康熙字典体である。これは,明治以来行われてきた活字の字体とのつながりを示すために参考として添えたもの(略)。