- 地球儀を円筒に投影した「メルカトル図法」では、高緯度(北極や南極)に向かうにつれて距離や面積が拡大されて表示されます。
- 下の地図は、Googleマップを利用して、オーストラリアを中心点とした 1,000km 間隔の等距圏を描いたもので、高緯度になるほど 1,000km の線と線の間隔が広く見えます。
- 例えば、カナダの北東方向に白く見える世界最大の島「グリーンランド」は、実際の面積よりも17倍も拡大され、地図の下に見える南極は横一杯に広がって歪んで表示されています。
- マーカーを表示しているオーストラリアと、グリーンランドの大きさ見ると、グリーンランドはオーストラリアの 4倍以上もあるように見えます。
- しかし、実際にはオーストラリアの方が大きく、グリーンランドの 3.6倍ほどの大きさがあります。
- 下の、 Google Earth の地図で大きさを比べてみます。
《Google Earthで見たグリーンランド》 |
《Google Earthで見たオーストラリア》 グリーンランドの 約 3.6倍の大きさです。 |
《地図で等距圏・方位線を表示する》
- この地図はメルカトル図法で描かれています。
- 等距圏・方位線は,地球を半径6371kmの球に近似させて算出しています。
- プログラム参考:Leaf-H Version 1.0.12.20191230 (by Takanori Sato, 2007-2019) using Leaflet 1.6.0