『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 亀戸天神の社 = 絵本江戸土産くずし字目次 《亀戸天神の社》 《翻刻》 亀戸天神の社 筑紫に名高き御社をここに摸して東宰府 その神徳はいふも更なり 池の辺の藤の花 波の底にも紫のゆかりをうつす水の面 見る人我折りて反りかへる その反橋も亀戸の名物とやいふべからん 《現代表記》 亀戸(かめど)天神(てんじん)の社(やしろ) 筑紫(ちくし)に名高き御社(みやしろ)をここに摸(うつ)して東宰府(とうざいふ)。その神徳(しんとく)はいうも更なり。池の辺(ほとり)の藤の花、波の底にも紫(むらさき)のゆかりをうつす水の面(おも)。見る人我折(がお)りて反(そ)り返る。その反橋(そりはし)も亀戸(かめど)の名物とやいうべからん。 *亀戸(かめど)は、現在は「かめいど」と呼ばれる。 *東宰府(とうざいふ)は、東宰府天満宮(ひがしさいふてんまんぐう)で、亀戸天満宮とも。 *我折(がおれ)は、あきれ驚くこと。我(が)を折るとも。 *広重は、名所江戸百景 でも「亀戸天神境内」として同じ場所を描く。 『名所江戸百景』亀戸天神境内 *この地図の初期設定での中心点は、亀戸天神付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…