『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 愛宕権現 = 絵本江戸土産くずし字目次 《愛宕権現》 《翻刻》 愛宕権現 本地勝軍地蔵尊也 城州愛宕と同じからず 火災を除き給ふと云 慶長十五年 諸堂社悉く成就す 石階六十八級 畳々として雲を凌ぐ 山上の眺望たぐひなし 《現代表記》 愛宕権現(あたごごんげん) 本地(ほんじ)勝軍地蔵尊(しょうぐんじぞうそん)なり。城州(じょうしゅう)愛宕(あたご)と同じからず。火災(かさい)を除き給うと云う。慶長(けいちょう)十五年、諸堂社(しょどうしゃ)悉(ことごと)く成就(じょうじゅ)す。石階( せきかい)六十八級(きゅう)、畳々(じょうじょう)として雲(くも)を凌(しの)ぐ。山上(さんじょう)の眺望(ちょうぼう)たぐいなし。 *勝軍地蔵尊(しょうぐんじぞうそん) は、地蔵菩薩の一つ。甲冑(かっちゅう)を身につけ、武器を持つ姿。 *城州(じょうしゅう)は、山城国(やましろのくに)の異称。 *石階(せきかい・せっかい)は、石で造った階段で、石段のこと。石階は、いしばし、いしのはし、いしのきざはしとも読まれる。 *ここでの「級(きゅう)」は、石段や階段を数える単位。級は、討ち取った敵の首を数える場合にも使われ、「斬首数十級」など使われる。 *慶長十五年は、1610年 *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は愛宕権現(愛宕神社)付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…