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= 玉川の鮎 =

《玉川の鮎》
《翻刻》
玉川の鮎  調布や さらすかきねの朝露に つらぬきとめぬ 多摩川の里

《現代表記》
玉川の鮎たまがわのあゆ  調布たづくりや さらすかきねの朝露あさつゆに つらぬきとめぬ 多摩川たまがわさと

*「たつくりや」の歌は、鎌倉時代の 拾遺愚草しゅういぐそうに収められた藤原定家の歌。
調布たづくり は、調(税)として朝廷に納める布を多摩川の水でさらしてつくったところから、東京都中部の地名の調布ちょうふ の古称。古代、麻が栽培され、多摩川の水にさらして布を織って調(税)とした。
*この歌を基にした錦絵を、鈴木春信すずきはるのぶなども描いている。
*説明は、などの意。
*万治は、1658年から1661年。
漢字かな

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Last updated : 2024/06/29