『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 王子 滝の川/其二 同所 滝 岩屋の弁天 十條の里 女滝男滝 = 絵本江戸土産くずし字目次 《王子 滝の川》 《翻刻》 王子 滝の川 此処の景 他に比すべきなし 故に都下の騒人春秋夏冬ともに群集す 就中水辺なるにより 春夏尤も賑はへり 《現代表記》 王子(おうじ) 滝の川(たきのがわ) 此の処の景(けい)、他(た)に比(ひ)すべきなし。故(ゆえ)に都下(とか)の騒人(そうじん)春秋夏冬(はるあきなつふゆ)ともに群集(ぐんしゅう)す。就中(なかんずく)水辺(すいへん)なるにより、春夏(はるなつ)尤(もっと)も賑(にぎ)わえり。 *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) 《其二 同所 滝 岩屋の弁天 十條の里 女滝男滝》 《翻刻》 其二 同所 滝 岩屋の弁天 石神井川の流れに臨みて 自然の山水を備ふ松橋弁財天は 弘法の作にて 霊験尤新たなり 十條の里 女滝男滝 この辺 すべて瀧多し 近来 或人この地の案内として滝の図を著はせるものあり その数十何箇所となん 貴賎この辺に集會 滝を浴て夏月の炎暑を避る 《現代表記》 其二 同所 滝(たき) 岩屋の弁天(いわやのべんてん) 石神井川(しゃくじいがわ)の流れに臨(のぞ)みて、自然(しぜん)の山水(さんすい)を備(そな)う松橋弁財天(まつばしべんざいてん)は、弘法(こうぼう)の作(さく)にて、霊験(れいげん)尤(もっとも)新(あら)たなり。 十條の里(じゅうじょうのさと) 女滝男滝(めだきおだき) この辺(へん)、すべて瀧多し。近来(きんらい)、或人(あるひと)この地の案内として滝の図を著(あら)わせるものあり。その数(かず)十何箇所(じゅうよかしょ)となん。貴賎(きせん)この辺(ほとり)に集会(つどい)、滝を浴(あみ)て夏月(かげつ)の炎暑(えんしょ)を避(さく)る。 *広重は、名所江戸百景 でも「王子滝の川」を描く。 『名所江戸百景』王子滝の川 *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は岩屋の弁天(松橋弁天)付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…