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ともにふり出す
名を赤坂の
宿にとゞめて
《注》
- 「
髭奴 」は、「赤坂奴」を指し、「赤坂奴」は、『江戸時代、挟箱・槍などを持って大名や旗本に仕えた若党・中間。江戸赤坂辺に住む者が多いことによる名とも、三河国赤坂の出身者で、江戸赤坂の地名は彼らが多く住んだためともいう』(大辞林)。 - 旅を双六に喩え、「ふり」を、「賽子を振る」と舞踊の「奴振り」に掛ける。