いろは歌・いろはガルタ・いろは双六『目次』 
  絵本以呂波歌・教訓いろは歌『目次』 

『絵本以呂波歌』
『ぬ』

『絵本以呂波歌』(えほんいろはうた)』中巻表紙(国立国会図書館所蔵)
『絵本以呂波歌』 画:鈴木春信
並列タイトル:「教訓いろは歌」
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  • 『絵本以呂波歌(えほんいろはうた)』天明8年・1788年刊 (国立国会図書館所蔵)
  •  絵は、江戸中期の浮世絵師・鈴木春信(享保10年・1725年 〜 明和7年・1770年)
  •  出版者:河内屋八兵衛[ほか1名] 出版地:大坂
* 現代仮名遣いでの読み方を付加しました。ルビも出来るだけ付けるようにしましたが、全てには付けきれていません。画像でご確認ください。
  • 縫物を 縫得ぬくせに 縫ふりを 努からぬ顔で ぬふて上ましよ
昔おかしき話あり。衣装を縫得ぬ女房、綿入を洗濯てまた縫合とて、裏衣を着て、其つぎに彼綿を着て、扨表衣を着て引つくろひて、襟のかたより、枠縫ければ、綿入とぞ也にける。然れども是綿入を縫の法にあらず。新に衣を裁て新なる綿を入ん時は、其法を知らずんば有べからず。人も又かくのごとし。おしへと法に、従がはざる時は是を見て非とし、非を見て是と心得たらんは、いかんともしがたし。

    ぬいものを ぬいえぬくせに ぬうふりを ぬからぬかおで ぬうてあげましょ
  • 昔おかしき話あり。衣装を縫得ぬ女房、綿入を洗濯(あらいすすぎ)てまた縫合とて、裏衣を着て、其つぎに彼綿を着て、扨表衣を着て引つくろいて、襟のかたより、枠縫ければ、綿入とぞ也にける。然れども是綿入を縫の法にあらず。新に衣を裁て新なる綿を入ん時は、其法を知らずんば有べからず。人も又かくのごとし。おしえと法に、従がわざる時は是を見て非とし、非を見て是と心得たらんは、いかんともしがたし。

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Last updated : 2024/06/28