『絵本以呂波歌』 |
『絵本以呂波歌』 画:鈴木春信
並列タイトル:「教訓いろは歌」
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* 現代仮名遣いでの読み方を付加しました。ルビも出来るだけ付けるようにしましたが、全てには付けきれていません。画像でご確認ください。
よ
よき程に 世をわたりなば よしなやな よその栄花も 余所に身なして
是事をしらざれば、富貴なりといへども、其心貧しく人の患をかえり見ず、利欲をむさぼる事、人たる道にあらず。わざわいを蒙る論語曰、不義にして、冨且貴は浮べる雲のごとし。今日時めきさかふといへども、積悪の余映のかれがたく、終には其家久しからず。
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是事をしらざれば、富貴なりといえども、其心貧しく人の患をかえり見ず、利欲をむさぼる事、人たる道にあらず。わざわいを蒙る論語曰、不義にして、冨且貴は浮べる雲のごとし。今日時めきさかうといえども、積悪の余映のかれがたく、終には其家久しからず。
よきほどに よをわたりなば よしなやな よそのえいがも よそにみなして