いろは歌・いろはガルタ・いろは双六『目次』 
  絵本以呂波歌・教訓いろは歌『目次』 

『絵本以呂波歌』
『と』

『絵本以呂波歌』(えほんいろはうた)』中巻表紙(国立国会図書館所蔵)
『絵本以呂波歌』 画:鈴木春信
並列タイトル:「教訓いろは歌」
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  • 『絵本以呂波歌(えほんいろはうた)』天明8年・1788年刊 (国立国会図書館所蔵)
  •  絵は、江戸中期の浮世絵師・鈴木春信(享保10年・1725年 〜 明和7年・1770年)
  •  出版者:河内屋八兵衛[ほか1名] 出版地:大坂
* 現代仮名遣いでの読み方を付加しました。ルビも出来るだけ付けるようにしましたが、全てには付けきれていません。画像でご確認ください。
  • 友として 徳有ものは 年寄ぞ とふき世がたり 問てきくべし
さかしき若き人は老人を蔑して、年よりたればとて、愚者に何の益かあらんといふ。いかにも愚者には益あるまじ。然れども、古き世の中はわかくして、しるべき謂なし。問におよばぬと思ふ心こそ愚者也。その愚者の眼より人の賢愚が見わかるべきか。世の諺に、万年の亀の甲より、人の年の功といふならずや。若き人よくわきまへ給えかし。

    ともとして とくあるものは としよりぞ とおきよがたり とうてきくべし
  • さかしき若き人は老人を蔑して、年よりたればとて、愚者に何の益かあらんという。いかにも愚者には益あるまじ。然れども、古き世の中はわかくして、しるべき謂なし。問におよばぬと思う心こそ愚者也。その愚者の眼より人の賢愚が見わかるべきか。世の諺に、万年の亀の甲より、人の年の功というならずや。若き人よくわきまへ給えかし。

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Last updated : 2024/06/28