『絵本以呂波歌』 |
『絵本以呂波歌』 画:鈴木春信
並列タイトル:「教訓いろは歌」
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* 現代仮名遣いでの読み方を付加しました。ルビも出来るだけ付けるようにしましたが、全てには付けきれていません。画像でご確認ください。
つ
常/\に 慎ふかく つとめなば 終に栄花の つきぬ身の上
つゝしみといふは、人をいたはり、人をうやまい、約束をたがへず、かりにも偽をいはず、兎角世の為人の為を心がけて、人のまじわり厚きときは人道の私なき事、天の冥理にかるい災をしりぞけ、禍きたりて天然の栄花つくる事有べからず。
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つつしみというは、人をいたわり、人をうやまい、約束をたがへず、かりにも偽をいわず、兎角世の為人の為を心がけて、人のまじわり厚きときは人道の私なき事、天の冥理にかるい災をしりぞけ、禍きたりて天然の栄花(えいが)つくる事有べからず。
つねづねに つつしみふかく つとめなば ついにえいがの つきぬみのうえ