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= 神田明神 =

《神田明神》
《翻刻》
神田明神  神田明神は 江戸大祭の随一にして 祭事は九月十五日也 惶くも大樹公の上覧あり 這は田安御門より繰込みたるを 常盤橋御門より引出すのさまを図せり

《現代表記》
神田明神かんだみょうじん   神田明神かんだみょうじんは、江戸大祭えどおおまつり随一ずいいちにして、祭事さいじは九月十五日なり。かしこくも大樹公たいじゅこう上覧じょうらんあり。田安御門たやすごもんより繰込くりこみたるを、常盤橋御門ときわばしごもんより引出ひきいだすのさまをせり。

*ここでの大樹たいじゅ は将軍のこと。中国故事の大樹将軍から将軍の異称。
*神田明神は、第五編での「神田明神の社」でも描かれる。第五編「神田明神の社」   (第五編の絵は広重初代)
*広重初代は、名所江戸百景     で「神田明神曙之景」を描く。

《錦絵でたのしむ江戸の名所》「神田明神」     (国立国会図書館)
*説明は、などの意。
*万治は、1658年から1661年。
漢字かな
*この地図の初期設定での中心点は神田神社(神田明神)付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。

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Last updated : 2024/06/29