『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 神田明神の社 = 絵本江戸土産くずし字目次 《神田明神の社》 《翻刻》 神田明神の社 聖堂の北に在り 聖武帝の天平二年 大巳貴命を鎮座す 後 平親王将門の霊を合せ祀るといひ伝ふ 祭礼隔年九月十五日 江都どの大祭り山王と当社なり 境内高くして石階あり 見渡せば下谷 浅草いうに及ばず 晴天には芝浦をも見する古今の遠景あり 《現代表記》 神田明神の社(かんだみょうじんのやしろ) 聖堂(せいどう)の北に在(あ)り、聖武帝(しょうむてい)の天平(てんぴょう)二年、大巳貴命(おおあなむちのみこと)を鎮座(ちんざ)す。後(のち)、平親王将門(へいしんのうまさかど)の霊を合せ祀(まつる)るといい伝う。祭礼(さいれい)隔年(かくねん)九月十五日、江都(えど)の大祭(おおまつ)り山王(さんのう)と当社(とうしゃ)なり。境内(けいだい)高(たか)くして石階(せきかい)あり、見渡せば下谷(したや)、浅草(あさくさ)いうに及ばず、晴天(せいてん)には芝浦(しばうら)をも見する古今(ここん)の遠景(えんけい)あり。 *大巳貴命(おおあなむちのみこと)は、大国主神(おおくにぬしのかみ)のこと。 *石階(せきかい・せっかい)は、石で造った階段で、石段のこと。石階は、いしばし、いしのはし、いしのきざはしとも読まれる。 *天平二年は、730年 *神田明神は、第十編での「神田明神」でも描かれる。第十編「神田明神」 (第十編の絵は広重二代) *広重は、名所江戸百景 でも「神田明神曙之景」として神田明神を描く。 『名所江戸百景』神田明神曙之景 《錦絵でたのしむ江戸の名所》「神田明神」 (国立国会図書館) *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は神田明神付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…