『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 駿河町 = 絵本江戸土産くずし字目次 《駿河町》 《翻刻》 駿河町 日本橋通り北の方也 この辺 すべて繁華なるうへに 三井前後の店殊に名高く 見世のかかり 土庫のさま 実に目を驚かせり この所にて西の方を臨めば 冨士が嶺正面にして四時絶景也 ゆゑに駿河町の名ありといふ 《現代表記》 駿河町(するがちょう) 日本橋通(にほんばしどお)り北の方(かた)なり。この辺(へん)、すべて繁華(はんか)なるうえに、三井(みつい)前後の店(たな)殊(こと)に名高く、見世(みせ)のかかり、土庫(ぬりごめ)のさま、実(じつ)に目を驚(おどろ)かせり。この所にて西の方(かた)を臨(のぞ)めば、冨士が嶺(ふじがね)正面(しょうめん)にして四時(しいじ)絶景(ぜっけい)なり。故に駿河町(するがちょう)の名(な)ありという。 *この絵に描かれる通りは、現在、江戸桜通りと命名されている(2005年〈平成17年〉)。 *見世(みせ)は、店のこと。 *四時(しじ・しいじ)は、四季のこと。 *広重は、名所江戸百景 でも「するかてふ」として同じ場所を描く。 『名所江戸百景』するかてふ *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は駿河町付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…