『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 上野 清水堂花見 = 絵本江戸土産くずし字目次 《上野 清水堂花見》 《翻刻》 其三 上野 清水堂花見 右の山王に隣る舞台高欄 悉く朱塗りにして荘厳 美を尽くせり この傍 彼岸桜の大木数十株ありて 春時の一奇観更に雲の如く 雪に似たり 都下の老若競ひあつまり 割籠を携え 小竹筒をひらきて賑ひことばに尽しがたし 《現代表記》 其三 上野(うえの) 清水堂花見(きよみずどうはなみ) 右の山王(さんのう)に隣(とな)る舞台(ぶたい)高欄(こうらん)、悉(ことごと)く朱塗りにして荘厳(そうごん)、美を尽くせり。この傍(ほとり)、彼岸桜(ひがんざくら)の大木(たいぼく)数十株(すうじっちゅう)ありて、春時(しゅんじ)の一(いつ)奇観(きかん)更に雲の如く、雪に似たり。都下(とか)の老若(ろうにゃく)競(きそ)いあつまり、割籠(わりご)を携え、小竹筒(ささえ)を開きて賑(にぎわ)いことばに尽(つく)しがたし。 *割籠(わりご)は、食物を入れて持ち運ぶ容器。破子。破籠。 *小竹筒(ささえ) は、旅行や行楽などの際、酒を入れて携帯する竹筒。小筒・竹筒(ささえ)。竹小筒(たけささえ)。 *広重は、名所江戸百景 でも「上野清水堂不忍ノ池」を描く。 『名所江戸百景』上野清水堂不忍ノ池 *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は上野清水堂付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…