『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 麻布古川 相模殿橋 広尾之原 = 絵本江戸土産くずし字目次 《麻布古川 相模殿橋 広尾之原》 《翻刻》 麻布古川 相模殿橋 廣尾之原 江都第一の郊原にして 人のよく知る所なり されば 四時艸木の花更に人力を假らずといへども 自然咲つづき 月の夜しがら古の歌に見えたる武蔵野の気色は これかと思ふばかり寂寥として餘情深し 《現代表記》 麻布古川(あざぶふるかわ) 相模殿橋(さがみどのばし) 広尾之原(ひろおのはら) 江都(こうと)第一(だいいち)の郊原(こうげん)にして、人(ひと)のよく知る所(ところ)なり。されば、四時(しいじ)草木(そうもく)の花(はな)更(さら)に人力(じんりょく)を假(か)らずといえども、自然(おのずから)咲(さき)つづき、月(つき)の夜(よ)しがら古(いにしえ)の歌(うた)に見(み)えたる武蔵野(むさしの)の気色(けしき)は、これかと思うばかり寂寥(せきりょう)として余情(よせい)深(ふか)し。 *四時(しじ・しいじ)は、四季のこと。 *広重は、名所江戸百景 でも「広尾ふる川」として同じ場所を描く。 『名所江戸百景』広尾ふる川 *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は広尾古川付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…