日本国憲法（にほんこくけんぽう）　- ふりがな付き -
- 昭和21年・1946年11月3日公布 / 昭和22年・1947年5月3日施行 -
  横書き[日本国憲法 全文] 
  縦書き[日本国憲法 全文] 
  ふりがな付き[日本国憲法 全文] 
  画像で見る日本国憲法（原本） 
  日本国憲法を読み上げる 
  [リンク] 画像で見る日本国憲法（官報号外）  
    
 検索のヒント

日本国 にほんこく 憲法 けんぽう
新字体/現代かなづかい/ふりがな付きです。

第だい 五ご 章しょう 　 内閣ないかく

第だい六ろく十じゅう五ご条じょう行政ぎょうせい権けんは、内閣ないかくに属ぞくする。
第だい六ろく十じゅう六ろく条じょう内閣ないかくは、法律ほうりつの定さだめるところにより、その首長しゅちょうたる内閣ないかく総理そうり大臣だいじん及およびその他たの国務大臣こくむだいじんでこれを組織そしきする。
　　内閣ないかく総理そうり大臣だいじんその他たの国務大臣こくむだいじんは、文民ぶんみんでなければならない。
　　内閣ないかくは、行政ぎょうせい権けんの行使こうしについて、国会こっかいに対たいし連帯れんたいして責任せきにんを負おう。
第だい六ろく十じゅう七しち条じょう内閣ないかく総理そうり大臣だいじんは、国会こっかい議員ぎいんの中なかから国会こっかいの議決ぎけつで、これを指名しめいする。この指名しめいは、他たのすべての案件あんけんに先さきだって、これを行おこなう。
　　衆議院しゅうぎいんと参議院さんぎいんとが異ことなった指名しめいの議決ぎけつをした場合ばあいに、法律ほうりつの定さだめるところにより、両りょう議院ぎいんの協議きょうぎ会かいを開ひらいても意見いけんが一致いっちしないとき、又または衆議院しゅうぎいんが指名しめいの議決ぎけつをした後のち、国会こっかい休会きゅうかい中ちゅうの期間きかんを除のぞいて十とう日か以内いないに、参議院さんぎいんが、指名しめいの議決ぎけつをしないときは、衆議院しゅうぎいんの議決ぎけつを国会こっかいの議決ぎけつとする。
第だい六ろく十じゅう八はち条じょう内閣ないかく総理そうり大臣だいじんは、国務大臣こくむだいじんを任命にんめいする。但ただし、その過半数かはんすうは、国会こっかい議員ぎいんの中なかから選えらばれなければならない。
　　内閣ないかく総理そうり大臣だいじんは、任意にんいに国務大臣こくむだいじんを罷免ひめんすることができる。
第だい六ろく十じゅう九きゅう条じょう内閣ないかくは、衆議院しゅうぎいんで不信任ふしんにんの決議けつぎ案あんを可決かけつし、又または信任しんにんの決議けつぎ案あんを否決ひけつしたときは、十 とう 日 か 以内いないに衆議院しゅうぎいんが解散かいさんされない限かぎり、総そう辞職じしょくをしなければならない。
第だい七しち十じゅう条じょう内閣ないかく総理そうり大臣だいじんが欠かけたとき、又または衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょの後のちに初はじめて国会こっかいの召集しょうしゅうがあったときは、内閣ないかくは、総そう辞職じしょくをしなければならない。
第だい七しち十じゅう一いち条じょう前ぜん二に条じょうの場合ばあいには、内閣ないかくは、あらたに内閣ないかく総理そうり大臣だいじんが任命にんめいされるまで引ひき続つづきその職務しょくむを行おこなう。
第だい七しち十じゅう二に条じょう内閣ないかく総理そうり大臣だいじんは、内閣ないかくを代表だいひょうして議案ぎあんを国会こっかいに提出ていしゅつし、一般いっぱん国務こくむ及および外交がいこう関係かんけいについて国会こっかいに報告ほうこくし、並ならびに行政ぎょうせい各部かくぶを指揮しき監督かんとくする。
第だい七しち十じゅう三さん条じょう内閣ないかくは、他たの一般いっぱん行政ぎょうせい事務じむの外 ほか 、左さの事務じむを行おこなう。
  • 一いち　法律ほうりつを誠実せいじつに執行しっこうし、国務こくむを総理そうりすること。
  • 二に　外交がいこう関係かんけいを処理しょりすること。
  • 三さん　条約じょうやくを締結ていけつすること。但ただし、事前じぜんに、時宜じぎによっては事後じごに、国会こっかいの承認しょうにんを経へることを必要ひつようとする。
  • 四し　法律ほうりつの定さだめる基準きじゅんに従したがい、官吏かんりに関かんする事務じむを掌理しょうりすること。
  • 五ご　予算よさんを作成さくせいして国会こっかいに提出ていしゅつすること。
  • 六ろく　この憲法けんぽう及および法律ほうりつの規定きていを実施じっしするために、政令せいれいを制定せいていすること。但ただし、政令せいれいには、特とくにその法律ほうりつの委任いにんがある場合ばあいを除のぞいては、罰則ばっそくを設もうけることができない。
  • 七しち　大赦たいしゃ、特赦とくしゃ、減刑げんけい、刑けいの執行しっこうの免除めんじょ及および復権ふっけんを決定けっていすること。
第だい七しち十じゅう四よん条じょう法律ほうりつ及および政令せいれいには、すべて主任しゅにんの国務大臣こくむだいじんが署名しょめいし、内閣ないかく総理そうり大臣だいじんが連署れんしょすることを必要ひつようとする。
第だい七しち十じゅう五ご条じょう国務大臣こくむだいじんは、その在任ざいにん中ちゅう、内閣ないかく総理そうり大臣だいじんの同意どういがなければ、訴追そついされない。但ただし、これがため、訴追そついの権利けんりは、害がいされない。

    『 日本国憲法』を、音声自動読み上げソフトで聴く

　　 目次 もくじ

・読みやすくするために、書きかえている部分があります。
　　1.現代かなづかいにしました。
　　　　例：ないやうに → ないように　 努めてゐる → 努めている　 誓ふ → 誓う
　　　　　　いづれの → いずれの　 行ふ → 行う　 失ふ → 失う　 問はれない → 問われない
　　2.「であつて」「によつて」などの促音の大書きを、「であって」「によって」と小書きにしました。
　　3.漢字を書きかえました。
　　　　試錬 → 試練　　一の → 一つの
　　4.すべての漢字にふりがなを付けました

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2024/06/28
© みんなの知識 ちょっと便利帳 -