『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 絵本江戸土産くずし字目次 国会図書館リンク目次 《参考》くずし字一覧 絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む= 根岸 御行の松 = 絵本江戸土産くずし字目次 《根岸 御行の松》 《翻刻》 根岸 御行の松 根岸の里は上野の北の梺にして 風流寛雅の地なるにより 都下の豪富世を避てここに隠遁するもの多し 御行の松の辺を時雨が岡と呼びなして させる景地にあらざれど 目前の風雅を備へたり この松極めたる故こそあらめ 幹に七五三をひきて下に小き祠あり 幾年をか舊るやらん 近辺の松樹に突出す 《現代表記》 根岸(ねぎし) 御行の松(おぎょうのまつ) 根岸(ねぎし)の里は上野(うえの)の北(きた)の梺(ふもと)にして、風流寛雅(ふうりゅうかんが)の地(ち)なるにより、都下(とか)の豪富(ごうふ)世を避(さけ)てここに隠遁(いんとん)するもの多し。御行の松(おぎょうのまつ)の辺(ほとり)を時雨が岡(しぐれがおか)と呼(よ)びなして、させる景地(けいち)にあらざれど、目前(もくぜん)の風雅(ふうが)を備(そな)えたり。この松極めたる故こそあらめ。幹(みき)に七五三(しめ)をひきて下(した)に小(ちいさ)き祠(ほこら)あり。幾年(いくとせ)をか旧(ふ)るやらん。近辺(きんぺん)の松樹(しょうじゅ)に突出(とっしゅつ)す。 *説明は、などの意。 *万治は、1658年から1661年。 漢字(かな) *この地図の初期設定での中心点は根岸御行の松付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。 地図を拡大 絵本江戸土産くずし字目次 おすすめサイト・関連サイト…