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もの | 数え方 | |
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むーびー | ムービー | |
むーむー | ムームー [→ 服] | 一枚、一着 |
むーるがい | ムール貝 [→ 貝] | 一個、一枚、一匹・一疋 |
むかご | ムカゴ・零余子 | 一個、一粒 |
むかしとんぼ | ムカシトンボ・昔蜻蛉 [→ トンボ、→ 昆虫] | 一匹・一疋、一羽 [トンボで、文芸作品などでまれに] |
【知識】日本固有の昆虫で、いわゆる「生きている化石」といわれる動物の一つ。 |
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むかで | ムカデ・百足・蜈蚣 [→ 虫] | 一匹・一疋 |
むかばき | 行縢 | 一具、一掛・一懸(かけ) |
次の作品は、行縢の数え方ではありませんが、行縢が登場する参考作品として引用しました。
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むぎ | 麦 | 一本、一粒、一株、一穂(すい)、一袋、一俵、一束(たば・そく) |
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むぎちゃ | 麦茶 | |
むぎとろ | 麦とろ・麦薯蕷 [→ 飯] | 一膳、一杯、一椀・一碗(わん) |
むぎばたけ | 麦畑 [→ 畑] | 一枚、一面 |
むぎぶえ | 麦笛 [→ 笛] | 一本、一茎 |
むぎめし | 麦飯 | |
むぎゆ | 麦湯 | ※ 麦茶のこと |
むぎわら | 麦わら・麦藁 | 一本、一束 |
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むぎわらぼうし | 麦わら帽子・麦藁帽子 | 一個、一枚、一頭(かしら) |
むげんきどう | 無限軌道 [→ キャタピラ・キャタピラー] | 一本、一枚、一基 |
※「キャタピラー」は登録商標 |
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むささび | ムササビ [→ 動物] | 一匹・一疋、一頭 |
むし | 虫 [→ 昆虫] | 一匹・一疋、一羽 [蝶、トンボ、蠅などを文芸作品などでまれに]、一頭(とう) [蝶などで。また、希少昆虫で。 『頭』については「蝶」の項目参照 ⇒]、一隻(せき・ひき)、一個体 [学術上などで]、一群(むれ・ぐん)[群れで] |
【知識】虫を数える助数詞を「隻」とすることは、『三七全伝南柯夢(文化5年〈1808年〉)』『百家琦行伝』(天保6年〈1835年〉)』『斯氏農書(明治17年〈1884年〉)』などに見られる。「隻」は、魚や鳥、馬などでも使われる。
滝沢馬琴『三七全伝南柯夢 巻之1』(文化5年〈1808年〉)
岳亭五岳『百家琦行伝〈三〉蛇隱居』(天保6年〈1835年〉)
此家には虫といふもの一向になく、客次には蠅一隻とぶ事なし、皆這老人がくひ盡しけるなり、我家の前栽はさらなり、兩隣のぜんざいまで虫一隻も生ぜず、
賢理・斯的墳著, 岡田好樹, 明石春作共訳『斯氏農書 巻之50(明治17年〈1884年〉)』
虫を驅る一羽の「サンドマーチン」は毎日五百四十三隻の虫を食せりと云ふ
【知識】“糸を引くように鳴く虫の音”を「筋」を使って表現することがある。
永井荷風 「濹東綺譚」: 一筋二筋と糸のように残って聞えた虫の音も全く絶えてしまった。
岡本かの子 「落城後の女」: 季節と季節を繋ぐ糸は断ち切れても、なお一筋二筋、かすかに秋を繋ぎ止めているとでもいうような鳴き声で蟋蟀が聞こえる。
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むしかご | 虫かご・虫籠 | 一個、一籠 |
むしき | 蒸し器・蒸器 [→ 蒸籠] | 一台、一具、一段 [「三段蒸し器」など、蒸籠を重ねた場合] |
むしとりあみ | 虫取り網 [→ 網] | 一本、一枚 |
むしば | 虫歯 [→ 歯] | 一本、一枚、一歯 [歯科専門的に] |
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むしぴん | 虫ピン [→ 昆虫針] | 一本、一箱 [100g 約1,000本など] |
むしぼし | 虫干し・虫干 | 一回、一度 |
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むしめがね | 虫眼鏡 [→ ルーペ] | 一本、一面、一枚、一個 |
むしゃ | 武者 [→ 軍隊、→ 兵・兵士、→ 騎馬武者] | 一人(り/たり・にん)、一軍、一隊、一団、一陣、一騎 [馬に跨がって] |
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むしようかん | 蒸し羊羹・蒸羊羹 [→ 羊羹] | 一本、一棹・一竿(さお)、一切(きれ)、一片、一箱、一折(おり) |
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むしろ | 筵・莚・蓆・席 [→ 茣蓙、→ 薄縁] | 一枚、一帖(じょう)、一陳(のべ・ちん)、一敷、一席、一片(ひら) |
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むしろばた | むしろ旗・莚旗 [→ 旗] | 一枚、一本、一棹(さお・かん)、一竿(さお・かん) |
むじん・むじんこう | 無尽・無尽講 [→ 頼母子・頼母子講] | 一口 |
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むすびぶみ | 結び文 [→ 手紙] | 一通、一本、一書 |
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むせいえいが | 無声映画 | |
むせんき | 無線機 [→ トランシーバー] | 一台、一式、一組、一対向 [二台、もしくは同周波数で複数台] |
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むせんでんしん | 無線電信 [→ 無電、→ 電報] | 一本、一通、一つ |
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むち | 鞭・笞・策 | 一本、一具(ぐ)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一握(あく) |
※ 文化財では一握という表現が見られる。 |
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鞭・笞・策 [打つこと] | 一鞭・一笞・一策、一回、一度 | |
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むつき | 襁褓 [→ おむつ(お襁褓)] | 一枚 |
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むでん | 無電 [→ 無線電信] | 一本、一通、一つ |
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むながい | 胸繋・胸懸・鞅・胸掛 [→ 馬具] | 一掛・一懸(かけ)一本、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一具(ぐ) |
※ 文化財では一懸という表現が見られる。 |
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むなぎ | 棟木 | 一本 |
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むなひも | 胸紐 [→ 羽織紐] | 一本、一組、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) |
次の作品は、胸紐の数え方ではありませんが、胸紐が登場する参考作品として引用しました。
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むなふだ | 棟札 | 一枚、一面 |
※ 文化財では一面という表現が見られる。 |
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むねわりながや | 棟割り長屋・棟割長屋 | |
むらさきのり | 紫海苔 | |
【知識】「紫海苔」の俗称は「浅草海苔」で、昔は浅草で作られたが諸国の通名となっているとの表現が江戸時代の文献に見られる。[下記文献参照]
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