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もの | 数え方 | |
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ついがさね | 衝重・衝重ね [→ 三方] | 一台、一前(ぜん)、一具(ぐ)、一基 |
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ついたて | 衝立 [→ パーティション] | 一枚、一基、一台、一脚、一架 |
※ 文化財では一基、一脚という表現が見られる。 |
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つうち | 通知 | 一通、一本 |
つうちしょ | 通知書 | 一通、一枚、一葉(よう) |
つうちじょう | 通知状 | 一通、一枚、一葉(よう) |
つうちょう | 通帳 | 一通、一冊 |
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つうぴーす | ツーピース [→ ワンピース] | 一着 |
つうふーき | 通風機 [→ ベンチレーター] | 一台、一基 |
つうろ | 通路 [→ 道路、→ 道] | 一本、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) |
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つえ | 杖 | 一本、一柄(へい・え・から)、一杖(じょう)、一条(じょう)、一枝(し) |
※ 文化財では一柄、一杖という表現が見られる。 |
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つか | 塚 | 一基、一堆(たい) |
※ 文化財では一基という表現が見られる。 |
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つかいきりかめら | 使い切りカメラ [→ レンズ付きフィルム、→ カメラ] | 一本、一個 |
【知識】 フィルムとして流通するため、フィルムの数え方の「一本」が使われることがある。「レンズ付きフィルム」とも呼ばれる。「使い捨てカメラ」とも呼ばれるが、機能部分は再生が可能なため回収して再利用される。 |
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つき | 月 [暦での年月] [→ 日にち] | 一月(ひとつき)[ひとつき、ふたつき、みつき、よつき、いつつき、むつき、ななつき、やつき、ここのつき、とつき。十一以上は、とおあまりひとつき(とうとひとつき)、とおあまりふたつき(とうとふたつき)など。]、 一箇月・一か月・一カ月・一ヶ月(いっかげつ)[いっかげつ、にかげつ、さんかげつ、よんかげつ、ごかげつ、ろっかげつ、しちかげつ、はちかげつ、きゅうかげつ、じっかげつ …] |
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つき | 月 [暦での順序] | 一月(いちがつ)[いちがつ、にがつ、さんがつ、しがつ、ごがつ、ろくがつ、しちがつ、はちがつ、くがつ、じゅうがつ、じゅういちがつ、じゅうにがつ] |
つき | 月 | 一輪、一片、一痕、一つ |
※ 月は一つしかないので、数え方は雅語的表現
《付録》月齢・現在の月・きょうの月
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月 [の光] | 一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一閃(せん)、一本、一点、一幅(はば・ふく) | |
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つきあかり | 月明かり | 一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一閃(せん)、一本、一点、一幅(はば・ふく) |
つぎざお | 継ぎ竿・継竿 [→ 釣り竿] | 一本、一竿(さお・かん)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) |
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つきのわぐま | ツキノワグマ・月輪熊 [→ 熊、 → 動物] | 一頭、一匹・一疋 |
つくえ | 机・案 [→ デスク、→ 脇机、→ テーブル、→ 長机、→ 会議用テーブル、→ 案] | 一台、一脚、一基、一卓、一前(ぜん)、一本 [長机などで]、一枚 [長机などを折りたたんで]、一机(き) [文化財としての「脇机」(仏具)の員数として見られる] |
【知識】事務机や学習机、パソコンデスクなどは、「台」で数えられることが多い。飲食物を盛った器をのせる台や宮殿の調度の脚つきの台をも指し、「一脚」「一基」「一卓」などで数えられる。
【知識】「前(ぜん)」は、読経の際に経文を載せる経机などの数え方として古文書に見られる。また、脇息などでも使われる。
『 「酒二斗、饌食二案、脚別机四前」「折櫃六合、机四前。切机二前、食薦八枚、匏八柄」 『公衡公記 昭訓門院御産愚記 乾元二年(1303年)』 七佛藥師御修法一七箇日支度 前机七前 七佛供養料、不新佛者不可有之、 經机十前 小壇三面 各方三尺、高八寸、 ※ 文化財では一脚、一基という表現が見られる。 |
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つくし | ツクシ・土筆 [→ 植物] | 一本 |
つくだに | 佃煮 | 一折(おり)・一曲(まげ)[容器に入れた状態] |
つくばい | 蹲踞・蹲 [→ 手水鉢] | 一基、一式、一鉢 |
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つくばね | 衝羽根 | |
【知識】 はねつき(羽根突・羽子突)の羽根。「こぎのこ(胡鬼子・胡鬼の子)」などとも。 |
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つくぼう | 突棒 [→ 刺股、→ 袖搦み] | 一本、一柄(へい・え・から・つか)、一挺[一丁](ちょう) |
つけぎ | 付木・附木 | 一本、一枚 |
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つけふだ | 付け札 | 一枚 |
つけぶみ | 付け文 [→ 手紙] | 一通、一本、一封、一書、一枚、一葉(よう) |
つけまつげ | 付けまつげ・付け睫毛 [→ 睫・睫毛] | 一枚 |
つけもの | 漬け物・漬物 [→ 香の物、→ 沢庵] | 一枚、一片、一切(きれ)、一本、一株、一樽 |
※ 漬物の種類によって様々です。 |
つじかご | 辻駕籠 [→ 町駕籠、→ 山駕籠、→ 宿駕籠、→ 四つ手駕籠、→ 駕籠、→ 轎] | 一挺[一丁](ちょう)、一台、一具(ぐ) | |
【知識】辻駕籠は、町の辻などで客を待って乗せた駕籠。町駕籠とも呼ばれた。 |
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つた | ツタ・蔦 | 一本(ほん・もと)、一枝、一茎(けい・くき)、一株(かぶ・しゅ)、一葉(よう・は)、一群・一叢(むら・そう)・一簇(むら・そう) | |
つち | 土 | 一塊(かたまり・かい・くれ)、一握、一片、一袋、一杯、一盛(もり)、一山、一荷、一簣(き)[ |
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つち | 槌・鎚 [→ 木槌、→ 金鎚・金槌、→ ハンマー、→ トンカチ、→ 玄翁、→ 釘抜き] | 一挺[一丁](ちょう)、一本、一隻(せき) | |
【知識】「隻」は、『多度神宮寺伽藍縁起資財帳(延暦20年〈801年〉)』に見られる。
「大鎚壱隻」
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つつ | 筒 | 一本、一筒(とう)、一口(こう・く・くち)、一合 | |
【知識】経巻を納めるための経筒などで、蓋のあるものは「合(ごう)」とも数えられる。 |
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筒 [小銃・大砲などの銃身・砲身、又はその物] | 一挺[一丁](ちょう) | ||
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つっかけ | 突っ掛け・突掛 [→ サンダル] | 一足、一双(そう)、一揃(そろい)、一組 [左右一揃いで]、一枚 [片方で] | |
つつじ | ツツジ・躑躅 [→ 植物] | 一本(ほん・もと)、一株、一鉢(はち)、一群(むれ)・一叢(むら・そう)・一簇(むら・そう)[群生で]、一輪 [花] | |
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つつどう | 鼓胴 [→ 花器] | 一口 | |
つつみ | 包み | 一つ、一包(つつみ)、一個、一枚 [風呂敷など]、一箱・一袋・一折 [包んだもので] | |
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つつみ | 堤 [→ 堤防、→ 土手・土堤] | 一基、一本、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
※ 文化財では一基という表現が見られる。 |
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つづみ | 鼓 [→ 小鼓、→ 締太鼓、→ 太鼓、→ 楽器] | 一張(はり・ちょう)、一挺[一丁](ちょう)、一本、一面、一筒 [主に胴のこと] | |
※ 文化財では一面という表現が見られる。
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つづら | 葛籠 | 一合(ごう)、一本、一折、一荷(か)[肩に担いで] | |
※ 文化財では一合という表現が見られる。
【知識】「現今万宝新書(明治20年〈1887年〉)」に「一つは片枝」と見られる。 |
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つな | 綱 [→ 縄、→ ロープ、→ 纜、→ 舫綱、→ ザイル] | 一本、一巻(まき)、一束、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
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つなぎ | 繋ぎ | 一着 | |
つなひきろーぷ | 綱引きロープ | 一本、一巻(まき) | |
つなみ | 津波 | 一回、一度、一波 | |
つの | 角 | 一本、一角、一枝 | |
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つば | 鍔・鐔 [刀の] | 一枚、一個 | |
※ 文化財では一枚という表現が見られる。
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つばき | ツバキ・椿 [→ 植物] | 一本(ほん・もと)、一枝、一輪、一枚(まい・ひら)、一片(ひら・へん)、一株(かぶ・しゅ)、一樹(じゅ)、一木(ぼく) | |
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つばさ | 翼 | 一枚、一翼(よく) | |
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つばめ | ツバメ・燕 [→ 鳥] | 一羽(わ)、一匹・一疋、一翼(は・はね・よく)、一翅(し)、一番(つがい)、一羽撃・羽搏(はばたき) [はばたく動作のこと] | |
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つぶ | 粒 | 一粒、一顆(か) | |
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つぼ | 壷 | 一口(こう・く・くち)、一個、一本、一壺(こ・つぼ)、一瓶(へい)、一隻(せき) | |
※ 文化財では一口(く)という表現が見られる。
【知識】「隻」は、『善隣国宝記(瑞渓周鳳著。文明2年〈1470年〉頃成立)』に見られる。「鐘台 壱箇、酒壺 壱隻、銚子提子 壱具」。
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つぼ | 壷 [→ 灸点、→ 灸] | 一箇所(一か所・一カ所)、一穴(けつ) | |
※ 灸を据える場所。 |
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つぼみ | 蕾 [→ 植物] | 一つ、一個、一輪 | |
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つまづえ | 爪杖[そうじょう] | ||
つまど | 妻戸 [→ 戸] | 一枚、一本、一面 | |
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つまみ [おつまみ] | 抓み・摘まみ・撮み [→ 肴、→ 酒肴] | 一品 | |
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つまようじ | 爪楊枝・妻楊枝 [→ 楊枝・楊子、→ 房楊枝、→ 黒文字] | 一本 | |
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つめ | 爪 | 一枚、一本、一片 | |
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つめきり | 爪切り | 一挺[一丁](ちょう)、一本 | |
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つめみがき | つめ磨き・爪磨き・爪磨 | 一本、一枚、一個、一台、一挺[一丁](ちょう) | |
つゆ | 露 | 一粒、一滴(てき・しずく)、一雫(しずく)、一玉、一点 | |
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つらら | 氷柱・雪柱 | 一本 | |
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つりいかだ | 釣りいかだ・釣り筏 [→ 筏] | 一基、一台 | |
※ 釣りをするために海上などに設けられた「釣り場」。漂流しないようにアンカーで固定してある。養殖筏や真珠棚などを使うことも。 |
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つりいと | 釣り糸、釣糸 [→ 道糸、→ 鉤素] | 一本、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
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つりがね | 釣り鐘・釣鐘 [→ 梵鐘、→ 鐘、→ 鐘楼] | 一口(こう・く・くち) | |
【知識】鐘を撞く回数は「一回」のほかに「一杵(しょ)」と数えることがある。「杵(しょ)」は、転じて鐘の音を表す語としても使われる。 [下記作品参照]
※ 文化財では一口(く)という表現が見られる。
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つりかわ | つり革・吊革・吊り革・釣革・釣り革 | 一本 | |
つりざお | 釣り竿・釣竿 [→ 継ぎ竿] | 一本、一竿(さお・かん)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
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つりて | 釣り手・釣手・吊り手 | 一本 | |
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つりどうろう | 釣燈籠・釣灯籠・釣り灯籠 [→ 灯籠] | 一基、一個、一口(こう・く)、一灯、一対 [左右に並べて] | |
※ 文化財では一基、一口、一対という表現が見られる。
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つりとだな | 飾り戸棚 | 一台、一基 | |
つりばし | 吊り橋 [→ 橋] | 一本、一基、一橋(きょう)、一架、一梁(りょう・はり)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
つりばり | 釣り針・釣針・釣り鉤・釣鉤 [→ 毛針、→ ルアー] | 一本 | |
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つりひも | 釣り紐・釣紐・吊り紐・吊紐 | 一本、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
つりぶね | 釣り船 [→ 船] | 一艘(そう)、一隻(せき)、一杯・一盃(はい) | |
つりわ | つり輪・吊り輪 | 一基、一台 | |
つる | ツル・鶴 [→ 鳥] | 一羽(わ)、一匹・一疋、一翼(は・はね・よく)、一翅(し)、一番(つがい)、一羽撃・羽搏(はばたき) [はばたく動作のこと]、一群(ぐん・むれ)、一団(だん) | |
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つる | 弦 | 一本、一張(はり・ちょう)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一桶(おけ) | |
【知識】『貞丈雑記(天保14年 [1843年] 刊行)』に、『弦を進物にするには、桶に入れて進ずるなり。「一桶」と云うは廿一筋なり』とあり、「桶(おけ)」とも数えるとされる。 『貞丈雑記』では「一桶」は「二十一筋」とされているが、『運歩色葉集(天文16年~17年(1547年~1548年)頃に成立した室町時代の国語辞書)』や、『節用集(弘治二年本 [1556年])』などには、「十二筋で一桶」、「七筋で一張」と言うとある。 |
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つる | 蔓 | 一本、一茎(けい)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) | |
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つるぎ | 剣 [→ 刀] | 一振(ふり)、一本、一腰(こし・よう・ふり)、一口(ふり・くち・こう・く)、一刀、一剣、一柄(へい・え・から・つか) | |
※ 文化財では一口(く)という表現が見られる。 ※ 新聞や放送などでは、基本的に「本」、もしくは「振り」を使うとされる。 |
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つるはし | 鶴嘴 | 一挺[一丁](ちょう)、一本 | |
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つるれいし | ツルレイシ・蔓茘枝 [ゴーヤ・ゴーヤー、ニガウリ] | 一株、一本 [蔓、実とも]、一茎(けい)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) |