に
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もの | 数え方 | |
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においぶくろ | 匂い袋・匂袋 | 一袋、一包、一つ |
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にがうり | ニガウリ [ツルレイシ・蔓茘枝、ゴーヤ・ゴーヤー] | 一株、一本 [蔓、実とも]、一茎(けい)、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう) |
にがんれふ | 二眼レフ [→ カメラ] | 一台 |
にぎりこぶし | 握り拳・握りこぶし [で殴る] | |
にぎりずし | 握りずし・握り鮨・握り寿司・にぎり鮨 [→ すし、→ 押し鮨、→ 巻きずし] | 一つ、一個、一カン、一かん、一貫、一握(にぎり)、一皿、一折、一重、一桶、一人前 |
【知識】「寿司」は、好字・当て字。
【知識】握りずしを数える「カン」は、「貫」の字を当てることがある。「カン」が辞典に取り上げられるようになったのは 21世紀になってから。一つで一カン、二つで一カンとすることがある。「カン・貫」の由来は諸説あり、これを明記した辞典類は見当たらず、多くは「語源未詳」としている。 ※ 2013年(平成25年)4月に、通信社2社が、すし店の発表に基づく記事として、「中トロ1貫」と記述した記事を配信し報道数社が取り上げた。このうち1社は「中トロ1貫(1個)を無料」と記述し、もう1社は「中トロ1貫を無料」と記述した。 |
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にぎりばさみ | 握りばさみ・握り鋏 [→ 和鋏、→ 鋏] | 一挺[一丁](ちょう)、一本 |
にぎりめし | 握り飯 [→ お握り、→ お結び] | 一個、一つ、一握(にぎり) |
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にく | 肉 [→ 脂身、→ 鶏肉、→ 脂肪] | 一塊(かたまり・かい)、一枚、一切(きれ)、一片、一本 |
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にくまん・にくまんじゅう | 肉まん・肉饅頭[豚まん] | |
にぐるま | 荷車 | 一輛・一両、一台 |
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にげんきん | 二弦琴・二絃琴 [→ 琴、→ 楽器] | 一面、一張(ちょう・はり)、一挺[一丁](ちょう)、一揃(そろい) |
にこ | 二胡 [→ 楽器] | 一挺[一丁](ちょう)、一本 |
にじ | 虹 | 一本、一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一橋(きょう)、一道(どう) |
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にしきえ | 錦絵 [→ 浮世絵] | 一枚、一葉(よう)、一幅 ※ 文化財では一枚という表現が見られる。 |
にしめ | 煮染め・煮しめ [→ 煮物、→ 料理] | 一品(しな・ひん)、一鉢、一皿 |
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にじゅうしき・にじゅうしせつ・にじゅうしせっき | 二十四気・二十四節・二十四節気 | 立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒 |
【知識】中国から伝わった季節区分で、一年間を二十四の季節に分けた。
【知識】「啓蟄」は、日本以外の漢字文化圏では「驚蟄」と書かれ、日本でも室町時代に書かれた『
《付録》二十四節気 (にじゅうしせっき) |
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にしん | ニシン・鰊・鯡 [→ 魚] | 一匹・一疋、一尾、一本、一束 [182匹とも、200匹とも]、一丸 [一束に同じ] 、一枚、一切(きれ)、一片 |
【知識】天明四年・1784年 [
] に著された
【知識】寛政四年・1792年 [
] に著された串原正峯による蝦夷地の風俗を記した「
【知識】かつて北海道では、ニシンを莚包みにして「本」の単位で数えていたことがあった。莚包みの「1本」は 2,800匹で、100匹を1把とし、これを28把包んだもの。(参考:福島町史第二巻 通説編上巻) |
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にちろく | 日録 [→ 日記] | 一字、一行、一語、一文、一枚、一葉(よう)、一ページ、一冊、一帖(じょう) |
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にっき | 日記 [→ 日録] | 一字、一行、一語、一文、一枚、一葉(よう)、一ページ、一冊、一帖(じょう) |
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にっきちょう | 日記帳 | 一冊、一帖(じょう) ※ 文化財では一帖という表現が見られる。 |
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にっこう | 日光 | 一筋(すじ)、一条(すじ・じょう)、一本、一脈、一道(どう) |
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にっし | 日誌 [→ 日記] | 一冊、一帖(じょう)、一字、一行、一語、一文、一枚、一葉(よう)、一ページ |
にっしょうき | 日章旗 [→ 国旗] | 一枚、一面、一本、一棹(さお・かん)、一竿(さお・かん)、一流(ながれ・りゅう)、一旒(りゅう) |
にっすう | 日数 | 一日(か・にち・ひ) |
にっぱー | ニッパー | 一挺[一丁](ちょう)、一本 |
にふだ | 荷札 | 一枚 |
にぼし | 煮干し・煮干 | 一匹・一疋、一尾、一本 |
にほんが | 日本画 | |
にほんとう | 日本刀 [→ 刀、→ 太刀、→ 刀剣] | 一振(ふり)、一本、一腰(こし・よう・ふり)、一口(ふり・くち・こう・く)、一刀、一剣、一柄(へい・え・から・つか)、一枚、一太刀(たち) [切りつけること] |
【知識】「枚」は、『武家節用集』に「
【知識】「二腰(ふたこし)」という表現がある。大小二振りの刀を腰に差すことで、転じて「武士」の意味にも。
※ 文化財では一口(く)という表現が見られる。 ※ 新聞や放送などでは、基本的に「本」、もしくは「振り」を使うとされる。 |
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にほんぶよう | 日本舞踊 | 一差(さし)、一手(て) |
にもつ | 荷物 | 一個、一包(つつみ)、一箱、一梱(こり)、一合、一荷(か) |
【知識】「一荷」は、『日葡辞書』に「一人の人が、一本の棒の両端に荷をつけて肩にかつぐ荷物の数え方」とある。(『邦訳 日葡辞書(岩波書店)』より。『日葡辞書』は、1603年・慶長8年 [
] に発行された、日本イエズス会宣教師の編による日本語・ポルトガル語辞典)
【知識】流通業界で使われる荷物の数え方に、「2合1甲」などとという表現があります。「甲」の字を「こおり」と読んでいて、「2合1甲」の場合は「にあいいちこおり」と読むようです。 例えば「2合1甲」の場合の形態は、同じ商品の二つの箱をバンドなどで一つにまとめて一つの荷物にした状態、「3合1甲」は三つの箱を一つにした状態を言います。 複数の箱を一つにまとめる理由としては、「卸などで一定の数をまとめて販売・出荷する」「運送料を経済的にする」などがあるようです。 なお、「甲」は、荷物の単位の一つの「梱(こり)」の当て字と言われていて、「2合1梱」と書く方や、「2合い1梱り」などと書く方もいるようです。読み方は「こり」ではなく「こうり」となっているようです。 なぜ、「梱」の字が「甲」となったのかは調査中です。情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。 |
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荷物 [車につけて] | 一車(しゃ)、一荷(か) | |
荷物 [馬につけて] | 一駄(だ) | |
【知識】一頭の馬に付ける荷物の量が「一駄」で、江戸時代から近世には「一駄」を三十六貫(約135kg)、もしくは四十貫(約150kg)とした。
☟ 下記作品参照 【知識】また、油樽、酒樽、醤油樽などの樽での「一駄」は、一頭の馬に背負わせる八升樽八樽とされた。 |
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にもの | 煮物 [→ 煮染め、→ 料理] | 一品(しな・ひん)、一鉢、一皿 |
にゅうがくがんしょ | 入学願書 | 一通、一枚、一葉(よう) |
にゅうがくきょかしょ | 入学許可書 | 一通、一枚、一葉(よう) |
にゅうし | 乳歯 [→ 歯、→ 永久歯] | 一本、一枚、一歯 [歯科専門的に] |
にゅうじょうけん | 入場券 | 一枚、一葉(よう)、一片 |
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にゅーす | ニュース [→ 記事] | 一本、一項目、一つ、一字、一行、一段 [新聞で] |
にゅうどうぐも | 入道雲 [→ 雲] | 一つ、一座 |
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にょい | 如意 | 一本、一柄(へい・え・から・つか) |
【知識】説法、講讃、法会などで講師が手にして威儀をただすのに用いる儀式用具。孫の手のような形状。
【知識】「一柄」という数え方が古文書に見られる。
『多度神宮寺伽藍縁起資財帳(延暦20年〈801年〉)』
布薩調度 脇息壱前 如意壱柄 籌捌拾隻 浄水丸笥弐口 ※ 文化財では一柄(へい)という表現が見られる。
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にょうぼうぐるま | 女房車 [→ 女車] | |
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にら | ニラ・韮 [→ 野菜] | 一本、一把(わ)、一束(たば)、一株 |
にわいし | 庭石 | 一個、一枚、一基 |
【知識】京都・霊雲院庭園の解説文に次のように見られる。『徳川中期ノ作ニシテ方丈ノ庭園ト御幸ノ間ノ庭園トヨリナル方丈庭園ハ平庭ニシテ少数ノ庭樹ヲ植エ三箇ノ庭石ト一基ノ石燈籠トヲ置ク簡素ニシテ方丈庭園ハ鉤形ヲナセル狹少ナル地坪ニ庭石ト樹木ヲ配置シ小庭トシテ閑雅ノ風格ヲ具フ』 |
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にわげた | 庭下駄 [→ 下駄] | 一足、一揃(そろい)、一枚 [片方で] |
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にわとり | ニワトリ・鶏 [→ 鳥] | 一羽、一番(つがい) [雄雌二羽で] |
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にんぎょ | 人魚 | 一人(り/たり・にん)、一匹・一疋、一体 [像で] |
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にんぎょう | 人形 [→ ひとがた] | 一体、一個、一つ、一本 [こけしなど]、一匹・一疋 [動物の形で] 、一組、一軀・一躯(く) |
※ 文化財では一体、一軀という表現が見られる。 |
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にんぎょうけーす | 人形ケース | 一台、一本 |
にんぎょうたて | 人形立・人形立て | 一本、一台 |
【知識】舞台セットなどで、パネルなどの大道具が倒れないように、支えとして立てる直角三角形の道具。単に「人形」とも言う。 |
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にんげん | 人間 [→ 人] | 一人(り/たり・にん)、一名(めい)、一方(かた)[敬意を表して]、一氏(し)[敬意を表して]、一君(くん) [敬意を表して]、一個 、一口(く・こう・くち)[例えば僧侶の数で、
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※ 新聞や放送などでは、基本的に「 ※「ひと」を数える場合、一般的には、数える人の名前が把握できている場合は「名(めい)」を、そうでない場合は「人(り・にん)」を使うことが多いようですが、新聞や放送などでは、「名(めい)」は改まった漢語の印象が強いことなどから、「人(り・にん)」を使うようにしているものと思われます。 |
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にんじん | ニンジン・人参 [→ 野菜] | 一本、一株、一把(わ)、一束(たば) |
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にんずう | 人数 [→ 人] | 一人(り/たり・にん)、一名(めい)、一方(かた)[敬意を表して]、一氏(し)[敬意を表して]、一君(くん) [敬意を表して]、一個 、一口(く・こう・くち)[例えば僧侶の数で、
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※ 新聞や放送などでは、基本的に「 ※「ひと」を数える場合、一般的には、数える人の名前が把握できている場合は「名(めい)」を、そうでない場合は「人(り・にん)」を使うことが多いようですが、新聞や放送などでは、「名(めい)」は改まった漢語の印象が強いことなどから、「人(り・にん)」を使うようにしているものと思われます。 |
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にんにく | ニンニク・大蒜 [→ 野菜] | 一個、一玉・一球(たま・きゅう)、一欠(かけ)、片(かけ・へん) |
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にんべつちょう | 人別帳 | 一冊、一帖(じょう)[折本で]、一綴(つづり・てつ・てい) |